ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny

2012年 01月 10日 ( 2 )

成人の日に 「汲む」

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二十歳のころ、何を考えていたか?
はっきりと覚えていません。
職業夫人だった祖母と
専業主婦だった母を見ていて
私は、仕事と家庭を両立する女になろうということだけははっきりしていました。
父のようには絶対になりたくない!とも
しかし いろいろ大変で、失敗もありましたが
素敵な女たちとの出会いもありました。
自分を貫いて今があり、まあまあかな~

成人の日に思い出す詩があります。

汲む  -Y・Yにー 茨木のり子
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大人になるというのは 
すれっからしになることだと
思い込んでいた少女の頃
立居振舞の美しい
発音の正確な
素敵な女のひとと会いました
そのひとは私の背伸びを見すかしたように
なにげない話に言いました
初々しさが大切なの
人に対しても世の中に対しても
人を人とも思わなくなったとき
堕落が始まるのね 墜ちてゆくのを
隠そうとしても 隠せなかった人を何人も見ました

私はどきんとし
そして深く悟りました

大人になってもどぎまぎしたっていいんだな
ぎこちない挨拶 醜く赤くなる
失語症 なめらかでないしぐさ
子供の悪態にさえ傷ついてしまう
たよりない生牡蠣のような感受性
それらを鍛える必要は少しもなかったのだな
年老いても咲きたての薔薇 柔らかく
外にむかってひらかれるのこそ難しい
あらゆる仕事
すべてのいい仕事の核には
震える弱いアンテナが隠されている きっと・・・・・
わたくしもかつてのあの人と同じくらいの年になりました
たちかえり
今もときどきその意味を
ひっそり汲むことがあるのです
by hohho-biny | 2012-01-10 07:26 | 詩の時間

セピア色の成人の日

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1月9日 成人の日
朝7:10 ベランダからの日の出
ホッホーにとって成人の日は、
もう遠い記憶の中にあるだけ。





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二十歳の頃、ちょうど反抗期で振袖を拒否。
お金をかけた晴れやかな着物を身につけるのがイヤだったのです。
普段の洋服で二十歳を迎えました。
そんなわけで、記念写真はありません。
それでも着物を作りたがった母のために、振袖ではなく、訪問着で妥協。
二十二歳の春でした。



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さて、娘が二十歳になった時は、
本人が振袖を着たいと言ったので、
貸衣装を借りました。
美容院のママさんに、「ここまで育てた記念
なんだから、買ってあげなさいよ」と言われ、
細腕で清水の舞台から飛び降り・・・
貸衣装をそっくり買いました。



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  セピア色になった思い出を記録しておきます。

  卒業謝恩会は高輪プリンスホテルでした。
  三人娘の一人は、三十代で天に召されました。
  残る二人は、現役で働き続けて今があります。
by hohho-biny | 2012-01-10 01:00 | セピア色の時間