ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny

2011年 08月 25日 ( 2 )

f0139963_14215688.jpgomisoちゃんから長い手紙が届きました。
ある老女の臨終に立ち会った体験談が綴られていました。
omisoちゃんは老人ホームで介護の仕事をしています。
omisoちゃんの許可を得て、ここに記録します。
「これから老後を送るうえで、参考までにエピソードをお伝えしました」と結ばれていました。

介護人は、13年間介護という仕事をとおして、人間の「生きる」ということ「死ぬ」ということをようやくわかった気がします。
老人の「生きる」ということの辛さ・・・
孤独と向き合い最期を迎える物語をお伝えします。

 
2011年7月10日(日) 朝8:13 ホーム設立当初から入居されていたY子様 永眠

2日前より泊り込みで娘様が付き添い、最期の45分間は私と娘様が看取ることになり、忘れられぬ時となりました。
何度測ってもとれない血圧計、さっきまで「はーい」と小声で返事していた声も聞こえず、時間が経つにつれ手・足が冷たくなっていき、呼吸が浅くなっていく。
娘様が「ママー!ママー!」と叫び、私も「Y子さま!Y子さま!」とずっと呼び続ける。
ドクターでもナースでもないただの介護人にできることは、本当に何もなく、寄り添うだけなのです。
ドクターの指示を仰ぎ対応する・・・それだけしかできないのです。
最期は延命治療もしないと言われ続けていても、目の前で死と向き合っている人を見て何もできない無力さと、家族の悲しみ、声をかけると息をふきかえすY子様を見ていたら、何かしたい! 死なせたくない! あと少しでも生きる時間を!と思うわけです。
AEDを急いで準備してY子さまを助けなきゃという思いでしたが、ドクターと家族よりそのままで・・・ということで ”何もせず”ただ呼びかけて最期まで寄り添って看取りました。
後でAEDを使用しようとしたことについてホーム長に注意されました。
「これから死にゆく人に対して生きかえらせるなんて、それこそ酷なことよ!」と言われ、かなり考えました。
言っていることは理解できても、死と闘う人を目の前にして、私が人としてそういう行動に出たことは本当に間違っていたのかどうか・・・
老人はいつかは死んでゆくけど、他人の私が冷静にその人の死と向き合って、娘様も横にただいるだけで、最期を待つなんてできないなあと感じました。
ドクターという立場だったら、ナースという立場だったら、きっとそこにいても何もしなくても、死というものを受け入れられるのでしょうが、私はただの介護人でした。
娘様と二人でどうしようもない孤独感と「死」の恐怖感と虚しさを感じましたよ。


f0139963_15103773.jpg娘様からY子様の話を聞かせて頂き、最期は多大な感謝をされました。
驚くことに、Y子様の最期は満面の笑みで、きれいでした。
日勤者と全スタッフで看取りをして、Y子様は微笑んでいました。
Y子様の人間性はやっぱり「愛」なんだと思いました。

痴呆症で帰宅願望のあるY子様の口癖は、
「おねえちゃまー、 きれいね、可愛いいね」 「好きよー」と 
いつもスタッフの顔をさわったり、ジョークを言っておどけてみせる笑顔。
以前、私が「人生で何が一番大切ですか?」と問いかけると、「LOVE」と答えた彼女は、皆に愛され、皆に愛をたくさんくれた人でした。
フランス刺繍の先生は、娘様も仰っていましたが、本当に周りから好かれる人だったと。
まさに愛に満ち溢れているY子様は、最期まであの方らしくあったわけです。

満100歳のM様もそうですが、相手のことを褒めることができたり、喜ばせることができる人は、本当に心が温かい人たちで、あの人たちのように年を重ねられたらいいなあと三十路の私は思います。
実は、Y子様と娘様は絶縁状態の母娘だったのです・・・
家族というのは、壊れることも修復することもできるようです。

今回のターミナルは、自分自身が一番「死」というものに向き合ったので、深く考えさせられる最期でした。

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omisoちゃん、感動的な深くて温かい物語をありがとう。
これまでにたくさんの「死」に出会い、見送ってきたomisoちゃんならではの”ターミナルケアー論”でした!!
若い時から”人生の終末”に寄り添って辛いねー。
でもね、いろんなお年寄りから頂く「愛」や「知恵」もまたomisoちゃんの人生を豊かにしてくれていますよ。きっと。
また何か素敵な物語があったら、お手紙下さいね。
ホッホーも「如何に死ぬか」「死に向かってどう生きるか」を研究したいと思います。

この絵は、ブライアン・ワイルドスミスの絵本「わたしのメリーゴーランド」の表紙絵です。
omisoちゃんのメリーゴーランドは生きる希望を乗せてクルクル回っていることでしょう。
元気で活躍してね~
by hohho-biny | 2011-08-25 15:54 | 求めない時
f0139963_8365685.jpg伊豆高原へ~
日帰りで行ってきました。
訪ねたい美術館を巡り~
高原の爽やかな風に吹かれ~
ルンルンルン♪

伊豆急鉄道は、黒船という名の
カッコイイ電車でした!
座席は窓側に向いた長いすで、
海が見渡せるのでした!!



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以前から一度訪ねて
みたかった美術館。
ワイルドスミスは
1930年生まれの
イギリスの絵本作家。
色彩の魔術師のような美しく素敵な絵を描きます。





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建物は石造りの英国風で赴きがあります。








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          見えますか?
          中ほど右側に
          ふくろうが飛んでいるのよ~
          








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あつ!!!
ミミズクが載っています♪
☆カッコイイ☆







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          あつ1!!
          ここにもミミズクがいた♪












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ウシさんゴメンネ~
ちょっと失礼して・・・
ミミズクだけアップしまーす♪








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入口にはオブジェ











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     郵便受けもミミズク
     中は撮影禁止なのでここまで。







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   パンフレット
   ほらね♪
   ふくろうが飛んでいるでしょ♪
   この絵は、「うあさぎとかめ」の
   最後のページなのでした。

   絵本の世界は次回に♪
by hohho-biny | 2011-08-25 09:29 | 気まま旅