ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny

2008年 12月 31日 ( 2 )

2008年の終りに

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2008年12月31日 朝7:00の富士山







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今日の夕方5:00の富士山
2008年が暮れてゆきます
アメリカに依存している日本は、いろいろな意味で大変でした。
自分を守るのは、自分しかいないと思える年でした。





f0139963_18413912.jpg大晦日にやるべき事をやり終えて(一部省略)
映画を一つ観ました。
本年2月に92歳で他界した市川崑監督の未公開となっていた作品で、近くの映画館で9日間の期間限定上映でした。
1993年の制作で、フランキー堺や岸田今日子など今は亡き懐かしい俳優にも出会えました。
山本周五郎原作の幻想的な作品で、ヴェネチア、ロッテルダムの国際映画祭が絶賛したという幻の名作です。
どこの誰かもわからぬ記憶喪失の女浅野ゆう子が、その木戸を通って突然現れ、城勤めの武士中井貴一と結ばれ、子を残して・・・その木戸を通って忽然と消える・・・というストーリーで、かぐや姫やつるの恩返しを思わせます。
きめ細かな映像で味わい深く引き込まれました。
市川監督の映画への情熱に敬意を表して今年締めの映画としました。



f0139963_1992954.jpg今年の4月に児童文学者石井桃子さんが101歳で亡くなりました。生涯にわたって創作、翻訳した本は200冊を越えました。
この冊子は100歳の時の記念号ですが、「ちいさいおうち」「クマのプーさん」「ちいさなうさこちゃん」「ピーターラビット」の翻訳、「百枚のきもの」「三月ひなのつき」「ノンちゃん雲に乗る」・・・・あれもこれもたくさんのたくさんの本たちの恩恵を享受しました。
ホッホー文庫にも彼女が手がけた絵本がいっぱいあります。若いころから何度読み返したことでしょう。
どれもロングセラー。
やさしいリズム感のある言葉に温かさとユーモアがあふれています。
石井桃子さん、豊かな世界をありがとう♪



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2008年の最後は、私の好きな男性で閉めます♪
姜尚中(カン・サンジュン)作「悩む力」
どうぞお読みください。
そしてとことん悩んでください。
私はずっと悩み続けて・・・
突き抜けてしまったので、いつも元気♪

気ままにホッホー便を開いて読んでくださった方々、
一年間ありがとうございました♪
明日ですけど、また来年もどうぞよろしく!
by hohho-biny | 2008-12-31 18:46 | 映画時間

今を考えた二つの展覧会

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今月、二つの展覧会を見ました。
一つはBunkamura ザ・ミュージアムでアンドリュー・ワイエス「創造への道程」展
もう一つは練馬区立美術館で石田徹也「僕たちの自画像」展

いずれも今を生きる私たちに静かに何かを語りかけてきます。







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アンドリュー・ワイエスは、
91歳現役のアメリカの画家。
テンペラによる風景画で有名ですが、私は1995年にBunkamuraで初めて観た時、その内なる世界に魅了されました。
今回は素描や水彩画が多く展示され、その創作過程が紹介されていました。
繁栄のアメリカではなく、荒涼としたアメリカの自然や質素な室内や健気に生きる人物像が描かれています。
ワイエスの内なる物静かな世界が、日頃見失っている大切なものがここにあるよと語りかけているようで心に染みわたります。





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石田徹也は2005年に31歳の若さで死去した画家です。
自己と社会を見つめて、その繊細な感性で切り取った世界を描いています。
この絵は1996年作の「社長の傘の下」
アクリル板
上のチケットの絵は「飛べなくなった人」
焦点の定まらないうつろな目をした人物は彼の分身であり、それを見る私たちでもあります。
全ての作品が衝撃的で、今の自分を突きつけられるようです。






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上は、燃料給油のような食事 
    1996年


下は、回収 1998年





2008年の終りに
見えないものを見る目を養っておきたいと思ったのでした。
by hohho-biny | 2008-12-31 09:28 | 展覧会