ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny

2008年 05月 10日 ( 1 )

ふくろうのそめや

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ふくろうは昔、染めものやだったという日本の昔話があります。
「からすの色は何故黒い?」に通じるお話です。
木綿と藍染めが普及した江戸時代には、染め物屋は紺屋と呼ばれ、藍がめを持っていました。

昔は、夜になると近くで鳴いていた闇のふくろうのイメージと藍がめの深い藍の色が結びついてこのお話が生まれたのかもしれません(?)





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実は昔、鳥たちには色や模様はついていませんでした。
そこで鳥たちは、染め屋のふくろうに羽を染めてもらうことにしました。
キジは派手な色に、オオルリはきれいな青に、ミソサザイは敵に見つからないような茶色に、カワセミはお日さま色と水色に・・・
ふくろうは鳥たちが望む色で、その鳥に一番似合う色に染めてあげました。




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カラスはおしゃれで、まっ白な羽が自慢でした。
ところが、きれいに染められた鳥たちを見たカラスはうらやましくなり、ふくろうを尋ねました。
そして「誰よりもきれいな色に染めてくれ」と言いました。
ところが、ふくろうが注文通りに染めても染めても気に入らず、ああでもない、こうでもないと染め直させ、ベタベタ色を重ねているうちに真っ黒になってしまったとさ。




f0139963_7291464.jpg「よくも自慢の羽をだいなしにしてくれたな」と
怒り狂ったカラスはふくろうを追い回して突っついたので、ふくろうは逃げ回り、昼間は隠れて暮らすようになり、染め屋もやめてしまったとさ。
お話の内容に多少の違いはありますが、様々な書き手がイメージをふくらませて絵本にしています。
わがままなカラスにかっとなったふくろうが、染料のかめをぶちまけたので黒くなったという筋立てもあります。
ホッホー文庫には4種類の絵本があるので、読み比べると面白いです。
先日のふくろうの会で私が発表した絵本たちです。
by hohho-biny | 2008-05-10 07:33 | ホッホー文庫