ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny

2007年 12月 30日 ( 1 )

年末に恋物語

f0139963_7154597.jpg「荒地の恋」読了。
とても面白かった!
年末に掃除もしないで、何を血迷ったのか、恋愛小説なんかにうつつをぬかして・・・
あくせくしないゆとりの年末!
久しぶりに色恋モノの単行本を買いました。
ねじめ正一著、文藝春秋刊、1800円!
過日、のむみちが文庫に来た時、古本ではない新本をちらつかせて「これ、オモシロイですよ~」と言いながら本をいとおしむように撫で回していたのです。
「新刊も時々読まなくてはいけませんねえ~」なんて言うのです。
「田村隆一のファンはムッとくるかもしれませんがねえ。」
53歳の北村太郎(全て実名)という詩人(私は知らない)と田村隆一(私は読んだことがある)の奥さんとの色恋沙汰らしい!
  「ホッホーさん」
  「どうやら僕は、恋に落ちたようだ」
  な~んて、私も言われてみたい!
  そして終りに
  「幸せにしてくれてありがとうね。}
  な~んて言われたら、もう死んでもいい!
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私は田村隆一のファンではありませんが、ある一つの詩には、遙か過去のあまやかな思い出が蘇えるのです。
ある男性から隆一の「帰途」を書き写した手紙をもらいました。

   言葉なんかおぼえるんじゃなかった
   言葉のない世界
   意味が意味にならない世界に生きてたら
   どんなによかったか

   あなたが美しい言葉に復讐されても
   そいつは ぼくとは無関係だ
   きみが静かな意味に血を流したところで
   そいつも無関係だ

   あなたのやさしい眼の中にある涙
   きみの沈黙の舌から落ちてくる痛苦
   ぼくたちの世界にもし言葉がなかったら
   ぼくはただそれを眺めて立ち去るだろう

   あなたの涙に 果実の核ほどの意味があるのか
   きみの一滴の血に この世界の夕暮れの
   ふるえるような夕焼けのひびきがあるか

   言葉なんかおぼえるんじゃなかった
   日本語とほんのすこしの外国語をおぼえたおかげで
   ぼくはあなたの涙のなかに立ちどまる
   ぼくはきみの血のなかにたったひとりで帰ってくる

私はどぎまぎして、その詩の意味も差出人の思いもよくわからぬまま・・・
もしあの時、恋に落ちていたら・・・
私の人生は変わっていたかもしれません。
それにしても、荒地の詩人たちは、何を求めていたのでしょうか?!

今日は良い天気。
皆さん、ブログなんか読んでないで、お掃除しましょうね!


   
        
by hohho-biny | 2007-12-30 08:14 | ホッホー文庫