ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny

2007年 07月 07日 ( 1 )

死に向かう未来

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岩波ホールでドキュメンタリー映画「終りよければすべてよし」を観ました。木曜日の午後2時半の回は鑑賞後に勉強会があるので、補助席が出て満席でした。「自分がどのような死を迎える?」「日本の終末期医療はどうなの?」「先進国の在宅医療はどうなの?」ということを取材し、問いかける熱い映画です。日本の現状は80%以上が病院での死で、自宅で死を迎えた人は13%とのこと。国は医療費削減対策のために在宅誘導政策へと必死になっている。そのためには往診医療と緩和ケアーによる穏やかな死を家族と共に準備することが必要なのに・・・
日本の現状とスウェーデンやオーストラリアの24時間ケアーシステムを紹介しつつ「よい介護を追及する」羽田澄子監督の真摯な姿勢に圧倒されました。今までの彼女の映画に一貫して流れている人としてのあり方に魅かれます。優しさと謙虚さに満ちたたたずまいと現実の問題をきちんと提起する姿勢が好きです。「終り」は最期の一瞬ではなく、そこに到るまでのプロセスであり、尊厳にみちた最期を迎えるには一人一人の心がけとそれを支える専門スタッフとの協力関係が必要ということなのです。多くの問いかけをつきつけられ、考えさせられ、ホッホーホッホーと感心する映画でした。おすすめです。
さて、自由と孤独を愛するホッホーはどういう死を迎えるのか?
「ボケるが勝ちよ」とか、「神さま、とある朝ポックリといきますように」とか、「独り暮らし老女 誰にも看取られずに 孤独死」とか色々憧れるのであります。
日本には「家族に見守られて自宅で穏やかな死を」という美学があるようで、「美しい日本」などとトップがわけのわからぬことをほざく国ですから信用できません。「年金で暮らしていけない国でどうやると穏やかに死ねるのですか?」という垂れ幕をベランダに掲げようかと思うのであります。
では過去の新聞入選句から一句  孤独死を選んだ友の自己主張  ホッホー 
by hohho-biny | 2007-07-07 07:36 | 映画時間