ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny
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勤労感謝のご褒美 その五 フェルメール展 B

f0139963_23103081.jpg11/24は、9時開館を目指して東京都美術館へ行ったのに、フェルメール展はもう20分待ちでした!
多くの人々がこんなに熱く集まってくるフェルメールの展覧会の魅力は何なのでしょうか?
今回は彼が遺した三十数点の作品のうちの七点が一堂に結集しているのです!!
展覧会にはほとんど出品されることのない彼の作品が東京に来たのですから、何としてでも見に行かなければ・・・・という思いにかられるのです。

左の絵葉書「ヴァージナルの前に座る若い女」は、近年になってフェルメールの作品と判明した個人蔵のもので日本初公開です。
25cmほどの小さな作品ですが、この絵の前に立つと、その静けさと光の魔力に引き込まれ、こちらに視線を向ける女性が何か話しかけてくるのではないかという錯覚に陥ります。
黄色い肩掛けの柔らかな光模様が初々しく魅力的!

右の絵は「小路」 日本初公開。
オランダ・アムステルダム国立美術館所蔵。
彼が描いたたった2点の風景画の一枚です。
オランダ・デルフトの街並み。
丁寧に描き込まれたレンガと石畳と空の調和が美しい!
点在する女性たちの日常の姿に想いを馳せます。
この絵に隠されたメッセージは、何だったのか?・・・

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左は「手紙を書く婦人と召使」
アイルランドナショナルギャラリーからの出品です。
窓から射し込む光と召使の表情、床に捨てられた紙が気になります。
私はカメラ目線で見るくせがあるので、黒白の床やこの構図が気になります。

右は「リュートを調弦する女」
アメリカのメトロポリタン美術館からの出品です。
リュートを調弦しながら、この女性は窓の外に視線を向けています。
何を見ているのでしょうか?
壁にかかっている古い世界地図、、置かれた二つの椅子、首に光る真珠の首飾り、
女性の広い額を照らす光。
この絵の部屋にずっといたいような、静かな作品です。


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左は「マルタとマリアの家のキリスト」
スコットランドのナショナルギャラリーからの出品、日本初公開です。
キリストの話に聞き入る妹のマルタと食事の用意をするマリア。

右は「ワイングラスを持つ娘」
ドイツのアントン・ウルリッヒ美術館からの出品で、日本初公開です。
真っ赤なドレスの女性が意味ありげな微笑みをたたえてこちらを見ています。
手にはワイングラス、誘いかける男、その後ろにもう一人の頬杖をつく男、その後ろの壁にかかる暗い色調の女性がいる額、、窓のステンドグラスの女性がもつ手綱。
光と影の調和に包まれて、絵の中で時が止まり、話が聞こえてくるような感じがするから不思議です!

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「ディアナとニンフたち」
オランダのマウリッツハイス王立美術館所蔵
ギリシャ・ローマ神話を題材にしている作品。
赤・青・黄色の三原色の衣装の調和が素敵です。
頭に三日月の髪飾りをしている女性が、狩りの女神ディアナのようです。

押し合いへし合いの混雑のなかで、私は、以上7点の作品と向き合いながら、フェルメールの光の魔術と静謐な空間と知的な構成力に魅了されたのでした。
もう一生出会えないかもしれない作品たちに一目出会えて幸せなひとときでした♪
by hohho-biny | 2008-11-29 01:34 | 展覧会