六月のうた
2008年 06月 09日
水無月のうた
木坂 涼
赤い小さな傘を
こどもが雨に向かってひらく
期待をひらくように
雨の音が大きければ大きいほど
傘をゆすってはしゃぐ
透き通って雨は跳ねる
赤い傘の上で
はしゃぐ胸の内の弾みのままに
おじさんは、
とっても りっぱなかさをもっていました。
くろくて ほそくて、
ぴかぴかひかった つえのようでした。
おじさんは、でかけるときは いつも
かさをもって でかけました。
すこしくらいのあめは、
ぬれたまま あるきました。
かさが ぬれるからです。
・・・・・・・・・・・
あめが ふったら ポンポロロン
あめが ふったら ピッチャンチャン
こどもたちのうたごえにつられて・・・
とうとう、おじさんは、
一度もひらいたことのないかさをひらいtてしまいました!
あめが ふったら ポンポロロン
あめが ふったら ピッチャンチャン
by hohho-biny
| 2008-06-09 07:30
| 四季のうた