ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny
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詩に元気をもらって

詩に元気をもらって_f0139963_69756.jpg   「し」をかくひ    かぜみつる
 
   ゆうべ
   くりのきのとこ とおったら、さ
   みのむしのやつ ないているのさ
   こわいゆめ みたのだって
   まだちいさいし、な
   むりないよ

   おれ あしたのぶんに とっておいた
   そよかぜだして ゆすってやった
   みのむしのやつ わらってねむったぜ

   あんまり かわいくて、さ
   とうとう そよかぜ ぜんぶ
                           つかっちまって、さ
                           だから おれ きょう おやすみ
                           ひまだから「し」かいてるの


詩に元気をもらって_f0139963_638167.jpg


詩に元気をもらって_f0139963_6385835.jpgのはらのだいりにん くどうなおこ(工藤直子)が初めて「のはらうた」を発表したのは1984年です。
私が手にとって読んだのは1985年です。
そのはじめの詩が、かぜみつるの「しをかくひ」でした。
いっぺんで好きになり、「のはらうた」のファンになりました。
以後、2000年に「のはらうた Ⅳ」刊行、2005年には二十年年目の「のはらうた わっはっは」刊行。今年で23年目です。
1992年に出た版画版は、保手浜孝氏とのコラボで、素敵です!
長い長い創作活動に頭が下がります。
工藤直子さんは、のはらをさんぽしながら、のはらみんなの声を聞いて、
書きとめているのです。
かまきりりゅうじ、すみれほのか、へびいちのすけ、ありんこたくじ、こねずみしゅん・・・ふくろうげんぞうもいます。
まいにちまいにち、のはら村では、ゆっくり、のんびり、朝がきて昼がきて夜になり・・・と時間がながれます。
まいにちまいにち、いつも、どこかでだれかが うたったりおどったり、散歩したり昼寝したりしています。
二十年の間に「のはらみんな」は、だんだん増えて99人になったそうです。
私は「のはらみんな」のたくさんの声を聞いて、どんなに元気をもらったことか・・・
「のはらみんな」と工藤直子さんに感謝感謝です。








 


 
by hohho-biny | 2008-05-16 06:30 | 詩の時間