ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny
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汽車ポッポ

汽車ポッポ_f0139963_518572.jpgAM5:25 今朝も晴れ。
朝もはよからミンミンゼミが鳴いています。
「ミーン ミーン ミーン ミーン ミーン ミーン(最後ンの音が下がる)」
セミの一生を思うと、何だか生き急いでいるようでかわいそうです。
先日、ピアノ伴奏に合わせて「汽車ポッポ」を歌いました。

  汽車 汽車 ポッポ ポッポ
  シュッポ シュッポ シュッポッポ
  僕らを乗せて シュッポ シュッポ シュッポッポ
  スピード スピード 窓のそと
                      畑もとぶとぶ 家もとぶ
                      走れ 走れ 走れ
                      鉄橋だ 鉄橋だ 楽しいな
                    2番は野原、林、山を走りトンネルに入りうれしな
                    3番の後半部は
                      ゆこうよ ゆこうよ どこまでも
                      明るい希望が まっている
                      走れ 走れ 走れ
                      がんばって がんばって 走れよ
汽車ポッポ_f0139963_639389.jpg         

楽しく気持ちよく歌い終わって、歌詞の解説を読むと・・・!!
原題は「兵隊さんの汽車」でした!
3行目から写します。
                     
↑1970年代の蒸気機関車       兵隊さんを乗せて
  ミニ絵葉書24枚セットの       シュッポ シュッポ シュッポッポ
  1枚で裏に○線○駅~○駅     僕らも 手に 手に 日の丸の
  と明記されています。        旗を 振り 振り 送りましょう
  撮影者は石橋康一          万歳! 万歳! 万歳!
                       兵隊さん 兵隊さん 万々歳!
いや~!初めて知りました。軍靴の足音が聞こえてくるようです。危ない歌です。
終戦の昭和20年大晦日、NHK「紅白音楽試合」で川田正子がこの曲を歌う際に現在の歌詞に改定され、題も「汽車ポッポ」となったようです。(「日本のうた こころの歌」より)
幼い頃は何も考えずに自分が汽車になったような気分でほがらかに歌っていましたが、
今、よーく考えてみると、汽車のスピードを求められ、走らされ、がんばらされてきたのだなあ~なんて思えてきます。これは時代のやらせだったのではないか??
汽車ポッポ_f0139963_6122710.jpg
何だか自分がかわいそうになって、岩波の子どもの本「きかんしゃ やえもん」(文・阿川弘之 絵・岡部冬彦)を出して読みました。
おいぼれ蒸気機関車やえもんは、新しい電機機関車にばかにされ、怒り狂って火を噴いたため、お払い箱となり、くず鉄になる寸前に救われて、交通博物館行きとなるお話です。
ホッホーには、博物館にも行けない日がそのうちやってくるのです。

  
by hohho-biny | 2007-08-27 07:03 | 歌の時間