この子たちの夏
2007年 08月 07日
毎年8/6~8/9の4日間だけ公演する朗読劇があります。
今年で23年目です。踏み台が6つ置かれただけの簡素な舞台。背景には写真や詩が映し出されます。
地人会の
有志6人の女優さんたちが朗読します。
1945・ヒロシマ・ナガサキ、62年前のあの日を綴った子供たちと母親たちの手記、手紙、詩などによって構成された1時間半の舞台です。
一瞬にして絶たれた子供たちの生の意味を問いかけ、母親たちの悲しみの声を伝えています。
構成・演出は木村光一。
もう20年近く前になりますが、平和ボケの私がこの劇を観た時の衝撃と感動は心に深く刻まれました。
以来都合がつく年には観るように心がけてきました。
右の写真は、公演の雰囲気を伝えたくて台本パンフレットからの抜粋です。
昨日の出演者は右から中村たつ、山田昌、北村昌子、長内美那子、大橋芳枝、大原ますみです。
終焉後のお話の会では年齢順に並んでいました。中村たつは23年前からの参加です。
声高に反戦を抗議するのではなく、地道に静かに伝え続ける意志と努力に大きな拍手を送ります。
女優さんたちの迫真の声の力に圧倒されます。
戦争を知らない多くの若者たちに是非観てもらいたいと思います。
by hohho-biny
| 2007-08-07 07:34
| オタク時間