ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny
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置かれた場所で咲きなさい 敬老の日の読書

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85歳のシスターのいのちの言葉で綴られた優しさと希望溢れる本です。

「時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方なのです。置かれたところで咲いてください。」
結婚にしても、就職しても、子育てをしても、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。
そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。
どうしても咲けない時もあります。
風雨が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には、無理に咲かなくてもいい。
その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。
次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。

現実が変わらないなら、悩みに対する心の持ちようを変えてみる。

いい出会いにするためには、自分が苦労をして出会いを育てなければならない。

心にポッカリ開いた穴から これまで見えなかったものが見えてくる。

希望には叶わないものもあるが、大切なのは希望を持ち続けること。

迷うことができるのも、一つの恵み。

信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく。

含蓄ある言葉になるほどなるほど、そうよねえ・・・と納得して笑顔になります。
90歳にして自己中心で傲慢、暴走中の我が父に ”老いを自覚して、柔和で謙虚になるように” 好々爺への変身に祈りをこめて、この本を明日郵送します。

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聖路加病院の日野原先生が95際の時、10歳のきみたちへ伝えた「いのち」の授業です。
以前ホッホー便にUPしたと思いますが、今日は敬老の日なので、再読しました。

先生は黒板に白いチョークで一本のながーい線を引きます。
左端が0、そのちょっと右に10、右端が100、そのちょっと左に95と書きます。
「いのちってなんでしょう? いのちはどこにありますか?」
聴診器を当ててお互いの心臓の音を聞きます。
「心臓は大切ですが、いのちそのものではありません。
いのちを動かすためのモーターです。
心臓が止まったら、人間は死んでしまい、つかえる時間もなくなるのです。
いまきみたちは、どのようにでもつかえる自分の時間をもっている。
時間を使うことは、いのちをつかうことです。」

「いのちは、きみたちのもっている時間だといえますよ。」
いのちを無駄にしないということは、時間を無駄にしないということです。
人が生きていくうえで、もう一つ大事なこと。それは「こころです」と先生は説きます。
おたがいにてをさしのべあって、いっしょにいきていくこと。
こころを育てるということは、自分以外のことのために、自分の時間を使おうとすることです。

素晴らしいいのちの授業です。
暴走老人と付き合いながら、長生きすることの意味をしみじみ考えます。

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小さなウィルぼうやは、隣の老人ホームのお年寄りたちと仲良しです。
塀の穴をくぐってよく遊びに行きます。
ある日、大好きな96歳のナンシーおばあちゃんの「きおく」がなくなってしまいます。
ぼうやは、「きおくって、なに?」といろんなお年寄りに質問します。
「あったかいものよ」
「ずっとまえのことだよ」
「泣きたくなるようなことだよ」
「わらわせてくれるものよ」
「金のようにたいせつなものさ」
ぼうやは、ナンシーおばあちゃんが見つけられなくなってしまった大切な「きおく」をさがし始めます。
貝がら、あやつり人形、メダル、ボール、生みたて卵・・・の詰め合わせをもらったナンシーおばあちゃんは、少しずつ「きおく」を取り戻します。

子どもと老人の愛あふれる絆が描かれています。
目には見えない財産の受け渡しが、何気ない日常の中で行なわれていて、心温まります。
by hohho-biny | 2012-09-17 21:39 | ホッホー文庫