ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny
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母の再生を願って

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二回も心肺停止し脳死した母の脳細胞を何とか活性化できないものかと、毎晩仕事帰りに病院に寄っていろいろ語りかけて試しています。
時間が夜8時に近いので、大概は眠っています。
眠っていても目が開いていても、いろいろ試します。
その活性化剤の一部を記録しておきます。
反応はその日によってまちまちです。

この絵本は、しりとりになっていて楽しい♪ので、始めから終わりまで読みます。
言葉を思い出すきっかけになればと思うのです。

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庭に来る野鳥を愛していた母に、この下敷きを見せて身近な鳥の名前を読み上げます。

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裏表に鳥がいっぱい描かれています。
以前母に贈った下敷きです。

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私の祖父(母の父)の作品が私の手元に10枚遺されています。
祖父は建築家でした。
関東大震災の後の宮内庁復興局に勤め、都市復興に尽力しました。
震災の翌年に生まれた母の名前は、復興の興をとって ”こう” としました。

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これは多分、祖父の若き日のデザイン習作です。
これを見せながら、母に語りかけます。
「これ素敵なデザインでしょう。 お父さんの作品ですよ~ 覚えていますかぁ~ 
色合いがきれいですね。あなたの色彩感覚は、きっとお父さんゆずりですねえ・・・
私には遺伝しませんでしたけどねえ~」

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祖父は、私が小学校5年の時に結核で亡くなり、当時母は結核療養所に入院していましたから、父親と母ががどんな父娘関係だったかは知るよしもありません。

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こうして約一世紀前の作品を眺めていると、人が賢明に生きていた時代の声なき声が聞こえてくるような気がします。
祖父は勤勉実直な優しい人でした。晩年は結核を患ったため、私は遠ざけられていましたが、一緒に作った押し花標本が押入れの奥に眠っています。
何回も新聞を取り替えて、重しをしてくれた几帳面な思い出が、祖父の書棚や勉強机と共に脳裏に焼きついています。
by hohho-biny | 2012-02-23 10:21 | セピア色の時間