ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny
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母が娘二人に贈った言葉

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かつて、娘たちが嫁ぐ日に母が贈った版画と短歌。
母も娘たちも、今はすっかり忘れてしまった一連の写真に添えた短歌。
忘却の彼方の過去を記憶にとどめるために記録しておきます。
大正生まれの母が昭和の娘たちに託した気持ち。


        芽吹きたる桜並木の道の辺に
                春を拾いて北に運ばん

        親と呼び子と呼ぶかたち印画紙に
                刻めばすがし春宵の宴

        青草のもゆるに似たるふたりにて
                残雪の駒岳春のけわいす

        大きなるケーキに真向い大きなる
                心持てよと声の寄せくる

        あしたよりはばたく翼蒼穹に
                ここにも生の命あたらし

        あるかなきか細々つづく一筋の
                道のゆくてに春愁のあり

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        胸元にかすかににおう洋らんの
                ゆれとどまらぬ春の宴よ

        かくれんぼおにさんこちらと呼ぶ声の
                今宵に限る吾が子との距離

        祝福を翼にのせてはばたかん
                春冷えしきる空の極みに

        はしとはしふたりで持てばなわとびは
                しあわせの文字うまくくぐせり

        子の干支をかかえてみれば物言わぬ
                口から尾まで血の通いくる

        コバルトの海に浮かびてなお染まぬ
                若人の顔 陽に輝けり
by hohho-biny | 2012-01-14 23:50 | セピア色の時間