コロタイプ印刷
2011年 06月 28日
コロタイプは、19世紀中ごろにフランスで発明された写真印画技法です。
写真撮影したネガフィルムをそのまま版として美しいガラス板を使って職人の熟練した技と感性によって手作業で仕上げます。
なめらかで深みのある質感、高い保存性により、多くの国宝の複製に貢献してきました。
その美しさから、日本では瑠璃版などと呼ばれるそうです。
あまりにも美しい絵葉書だったので、3枚購入しました。
北野恒富 「戯れ」 昭和4年
東京国立近代美術館蔵
手に持っているのはカメラ!!
ホッホーがこの時代に生きていたら・・・♪こんなだったでしょうか?♪
小原古邨 「睡蓮」
昭和時代 ボストン美術館蔵
う~つ~く~し~い!!
吉田博 「東京拾二題 堀切志ようぶ」
昭和3年 江戸東京博物館蔵
40種以上のインクから、職人が思う色を調合して
一色一色手作業で刷り重ねていきます。
顔料インクと手漉き和紙とのコラボは、長い年月の間によくなじみ、味わいを増すそうです。
多色刷りコロタイプ工房を持つ京都便利堂の制作。