ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny
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WOMAN21とふうちゃん

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先日、「WOMAN21」の40号が届きました。
終刊のご挨拶が・・・・
書いてあります!!??
編集代表は、
わが旧友のふうちゃん。
時々、「ぷう」や「ぶう」になる。
中学時代の同級生です。
頼みもせず、何の援助もしなかったのに、一年に4回きちんと届けてくれました。
☆ふうちゃん ありがとう☆
何だかとても寂しい。
力尽きちゃったのかなぁ~?
ふうちゃんは、小さい頃から元気はつらつで愉快な女の子、猪突猛進型なのでいつか何かをやるだろうとは想っていました。
「”女らしく” ”男らしく”でなく 21世紀は自分らしく生きたい」がテーマ。


2001年7月の創刊から10年間、コツコツと書き続けた地域情報誌。

ホッホーは、幼い頃から自分の居場所を探していました。
父方と母方の男女の生き方の違いの間で、自分はどう生きようかと模索していました。
いつも「何か変だわ」と思いながら過ごしていました。
父方の家父長制度の中で、男たちの思い通りにねじ伏せられてしまう自分と闘いながら、本当に自分らしく生きていくにはどうすべきか・・・・結婚してからもその模索は続きました。
1970年代、”ウーマ・ンリブ”の嵐が吹き荒れたころ、女性学やジェンダーの本を読み漁りました。男たちが見ていない所で、いっぱいいっぱい読みました。

若い頃、フランスのサルトルとボーヴォワールの関係に憧れました。
時を経て、ボーヴォワールがサルトルの最期を看取った時、サルトルがやっと彼女だけのものになったという発言に衝撃を受けました!!
サルトルの哲学は何だったのか? 男の女の関係に差別は無かったのか? 疑問がいっぱい残りました。
 
「自分らしく生きる」ため、ホッホーは40歳半ばで独立宣言をしました。
「男女平等」「男女雇用機会均等法」「男女共同参画政策」と政府は次々に法律化してきましたが、現実は、絵に描いた餅にすぎない。我が身をもっていろいろ体験しました。
むしろ、女たちが、家庭で介護して高齢化社会を支える方向に動いている・・・
冗談じゃないよー

ホッホーは、はっきり言って、男たちや政府には絶望しています。
このミニコミ誌が送られてきた当時、ホッホーはジェンダー模索の果て、すでに全ての面で自立していました。


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ホッホーは創刊号から全部保管してあります。
真剣な草の根の素晴らしい活動が詰まっているので、「断捨離」しません。
ファイルから「ウーマン21」の封筒を出してきて、もう一度パラパラめくってみました。
さまざまな角度から切り込んだ女たちの怒り、つぶやき、疑問、溜息、悲鳴、自己主張が聞こえてきます。
4号には、ホッホーの川柳 ”古女房 うっかりたたくと でる誇り”が載っています。

神奈川県藤沢市の女性学講座に一年間通ってジェンダーについて学び、有志たちが集まって情報誌を作り始めてから10年間の歩みです。

メンバーは、高校教師、保育師、ユニフェム事務局、助産婦、英語塾講師たちの5人かな?
仕事、子育て、主婦業、社会活動の合い間を縫っての企画、取材、編集、印刷の作業は大変だったことでしょう。
お疲れ様でした。ちょっと一休みして、次は違う切り口で時代の女たちを記録していって欲しいと願います。

ねー ふうちゃんならまたやるよね~
次は、「死に向かって女と男はセルフケアープランをどう立てるか?」は、どうかしらん?
このテーマなら協力できるかもよ~

WOMAN21とふうちゃん_f0139963_1192689.jpg別のファイルから、ホッホーとふうちゃんの往復書簡を出してきました。
2001年から2002年の記録から抜粋します。
当時の通信は全て手紙か葉書でした。
特に相手にふさわしい「うふふ」絵葉書を出すのが楽しみでした。
ふうちゃんから最初に来た絵葉書は、空を飛んでいる豚でした。

ホッホーからふうちゃんへ
№①
「これって変」なミニコミをありがとう。
行け行けGOGOの55歳。何事にも疑問、好奇心をもつのは大いに結構。
ぼけ防止にもいいと思う。
私は「女性学」なる学問が胡散臭いと思うけど、時々、上野千鶴子や落合惠子の講演を聴きに行って、「わが位置」を確認し、「ふむふむ」と考えるのが好き。
モチロン、私は元気。
女と男、妻と夫の次元はとうに越えて「わたくし」を生きているのですこぶる愉快。


WOMAN21とふうちゃん_f0139963_15342983.jpgホッホーからふうちゃんへ
№②
過日、「オバサンたちのひなまつり」と称して我が家でイッパイやった時、働く女たちは全員口を揃えて・・・
「妻がほしい」と言いました。
女が強くなり、社会進出して自由にはばたけるようになったとは言え、男社会で働き続けるのは大変。
働き続けている女たちは元気だけれど、ボロボロ。体も心も。
私は、目下、男も夫も必要としない。
渋谷文化村のル・シネマで「彼女を見ればわかること」を観ました。
女性学者におすすめです。


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ふうちゃんからホッホーへ
「一言いいそうな人」 
創作人形 中島萬里
 
My Dear ホッホーさま
ご親切な忠告遅かったです。
ころんで手首を痛め、風邪をひいては半月お腹をこわし、食べすぎて二重アゴ、ボケは・・・言いたくない。
デジカメから印刷まで、独力でクリアーとはさすが理科系。10月に6号発行予定です。
ホッホーさまの辛口のご批評を楽しみにしています。
  extra ぜい肉ついて 暑い夏


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ホッホーからふうちゃんへ

当時ホッホー便りは、パソコンで作成して葉書にして郵送していました。













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ふうちゃんからホッホーへ
「Sneaky Kids」 Stone

ホッホーさまより「WOMAM21」に一言どころか三言もいただき、マコトに感謝しております。
三言共まったくおっしゃる通りです。今後心してまいります。
仕事を身すぎ、せすぎする編集スタッフゆえ、月一回の編集会議もままならず、いつまでもヨチヨチ歩きの「WOMAN21」ですが、これからもご指導ください。
ホッホーさまの辛口のご批評は、スタッフ一同ビクつきながらも楽しみにしております。
高校時代数学は2だったふうより

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読み返すといろいろな思いが蘇えります。

今は亡き心の友たちの素敵な書簡もいっぱい遺されており、年代順に整理してあります。
ホッホーの宝ものです。

同時代を生きてきた同士が、それぞれ懸命に時代と向き合い、真摯に自分らしく生きることを考え続けてきた記録に感動します。

ふうちゃんとそのお仲間に、満開のモッコウバラの花を捧げます。
職場の近くのクリニックで、毎年美しく咲いています。

♪このツルバラはね~ 毎年成長しているんですよ~♪
by hohho-biny | 2011-05-01 15:53 | 整理整頓