ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny
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訳者の個性

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ホッホー文庫には、三冊の「おおきな木」があります。
この絵本はアメリカで1964年に出版され、30以上の言語に翻訳されて読み継がれているロングセラーです。
日本では、1976年に本田錦一郎の訳で、篠崎書林から出版されました。(真ん中)
この度、村上春樹の訳であすなる書房から新装出版されました。(右)
左のはBILINGUAR EDITIONで英語と日本語が書いてあり、1998年に篠崎書林から出ました。

リンゴの木と少年の物語。
ちびっこは毎日、リンゴの木と遊んでいた。
木とちびっこは大の仲よし。
時は流れ、ちびっこは青年になり、お金が欲しいと言う。
木は、リンゴをもいで町で売ったらと言う。
木は、それでうれしかった。
時が流れ、また彼がやって来て、家が欲しいと言う。
木は、枝を切り、家を建てればいいだろうと言う。
時が流れ、男は船出するボートが欲しいと言う。
木は幹を差し出し、切り株しか残らなかった。
木は、それでうれしかった。

愛は与えるものか?奪うものか?と若い頃よく議論しました。

さて、この度の村上春樹の訳ですが、優等生の訳という感じで、私は本田錦一郎のフランクな詩的表現の方が好みです。

and she loved a little boy.
    本田訳・・・かわいい ちびっこと なかよし。
    村上訳・・・その木は ひとりの少年のことが 大好きでした。

And the tiree was happy   
    本田訳・・・きは それで うれしかった・・・
    村上訳・・・それで木はしあわせでした。

作者のシルヴァスタイン(1930~1999)は、アメリカ・シカゴ生まれ。
詩人、音楽家、漫画家、児童文学者など等各方面で活躍しましたが、
私のイメージはヒッピー。
髭づらにカウボーイハット、ジーンズで自由に旅をしていました。
このスタイルは私の憧れでした。
by hohho-biny | 2010-10-21 23:58 | ホッホー文庫