棟方志功のみみずくに会いに
2010年 04月 23日
棟方志功の展覧会が
武蔵野市立吉祥寺美術館に来ています。
中に”美魅寿玖の図”の屏風があると知り、
会いに行きました♪
棟方志功が昭和20年から6年ほど疎開して制作していたという富山県南砺市の市立福光美術館所蔵の作品が展示されています。
浄土真宗が盛んだったこの地で42歳から48歳までの働き盛りを過ごした志功は、あらゆる表現手段を試みて多くの秀作を生み出したともいわれているそうです。
バラエティに富んだ作品たちに出会えました。
これが美魅寿玖の図、八曲一双屏風の左側です。
昭和19年、地方の素封家の求めに応じてまず白黒で描き、後に群青や緑青などの高価な岩絵具を入手して仕上げたものだそうです。緑青の緑と群青の青が何とも言えず美しい色で、ミミズクたちが生き生きと描かれていて、楽しいのです♪
図録からスキャナで取り込んでいるので、残念ながら美しい色が出ていませんが、本物はとても鮮やかで大きな作品ですから、是非ご覧下さい。
右側の屏風です。
自由奔放なのやお茶目なのやおっちょこちょいなど色んな奴がいて笑ってしまいます。
志功そっくりのメガネをかけた奴もいて・・・
きっと本人が楽しんで描いたであろうと想像します。
左の屏風に7羽、右に14羽もいて感動しました!!!
”四季福光町風景”の春にみみずくがいました!
東京に戻った後に、福光町を懐かしんで描いた作品で、歌も志功作。
春・・・小矢部川雪解けおるも吾妹子の矢羽根紫袂香ふも