絵葉書展覧会 長谷川等伯
2010年 03月 28日
先日終了した長谷川等伯展の絵は・・・・?
どんな絵だったの?
絵がUPされないので
わ~か~ら~な~い~??
という問い合わせがありましたので、
ホッホーが入手した絵葉書でお見せします
(会場内撮影禁止)
長谷川等伯(1539~1610)は能登七尾に生まれ、染物屋の養子となり、仏画、花鳥画、肖像画など精緻で自由闊達な画を描き、安土桃山時代に狩野派と並び称された絵師。
今回は、没後400年の特別展で、
国内に存在するほぼ全ての作品が一挙公開されました!!!
屏風や掛け軸など巨大な作品が多いので、絵葉書でその迫力と感動をお見せするのはちょっと無理がありますが、ご鑑賞下さい。
水墨画の最高峰と言われる「松林図屏風」 国宝 東京国立博物館蔵
等伯の息子久蔵(期待の絵師)が数え26歳で急逝した数年後、誰かに頼まれたのではなく自ら描いた水墨画の大作です。
孤高な松と背景の湿感あふれる霧がかもし出す幽玄さは、観る者の足を留め、色や世俗を超えて到達した等伯の世界に惹き込みます!!
1592年頃 2曲1双 各縦228cm×横331cm
色彩感覚が見事な作品
秀吉の命を受けて描いた
輝く金箔を背景に力強く左右に伸びる楓の枝、うっそうと茂る木犀、白菊、鶏頭の花々・・・
エネルギー溢れる大画面に圧倒されます!
1566年、等伯28歳の作!!
等伯60歳頃の作品 二幅 各縦155cm×横115cm
釈迦が沙羅双樹の下で涅槃に入る場面の巨大な掛け軸の下の方で釈迦の死を哀しむ動物たち。この表情の豊かさに感動!
この右の隅に”ふくろうがいた!!”のですが・・・絵葉書でも図録でも切られた!ので残念。
ホッホーが買ったクリアファイル