ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny
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大正時代にタイムスリップ

f0139963_13245783.jpg整理を続けています。
祖父が遺した小さなスケッチ帖が4冊あります。
約90年の時を経て、セピア色に変色したページを私がめくっています。
建築家だった祖父が働き盛りだった大正時代の仕事関係のメモやスケッチです。
津図浦々の社寺仏閣を巡って意匠デザインの勉強をしています。
社寺建物の部分デッサンや難しい図面や数式ばかりで、自分の心情を描くというようなページはほとんどないのですが、たまに「あら!これは何?」と感動してしまう絵が現われます♪


私には、「やっと見つけてくれたんだね!」という祖父の声なき声が聞こえたようで、ウルウルとしてしまいます。
1914年から1923年の記録を現世に甦らせてあげたいと思いました。

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        木曽川を旅した時のスケッチのようで、
        工業化を嘆いています。






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こんな愉快な相撲図もあります。









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1914年にはこんなかわいい女の子が登場します。













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珍しく彩色画です。
やさしくのどかな絵♪









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酒田港とありますから、
郷里山形を訪れた時のスケッチでしょう。








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この船を描きたかったようですね。














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祭りの踊りを描きとめておきたかったのかも・・・
こんな素描だけでも雰囲気が伝わってきますね。







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これは多分、戦死した息子が赤ちゃんの時のスケッチです。
最後のページにありましたから、仕事の合い間に描いたのでしょう。
私はここで、しばらくウルウルしてしまいました。






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これは故郷の田園風景でしょうか?
緑の画帖の最初のページに
描かれています。








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葉っぱの色見本のような絵さえもいとおしく思えてしまいます。








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祖父の自画像です。

裸電球の下で、日々コツコツと勉強を重ねた日常が伝わってきて涙がこぼれます。
”辞書を食べた人”という伝説があります。






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祖父の机の上にいつも置いてあったペンと筆です。

世の中が大きく変わった明治・大正・昭和という激動の時代を祖父母が懸命に生きた証を少しでも記録しておきたいと思うようになりました。

これらのモノが私の手元に遺されたという事は、
次の世代に伝えよという神の声かもしれないのです。
by hohho-biny | 2010-01-17 15:07 | セピア色の時間