ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny
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終戦記念日に

f0139963_2220184.jpg今日は8月15日 
64回目の終戦記念日です。
戦争の悲惨さを描いた絵本が文庫に何冊かあります。
「ムッちゃん」 
1982年第1刷 山口書店
中井町子 原案
中川正文・文 四国五郎・絵
昭和20年、戦争がいよいよ激しくなったころ、横浜で家族と生き別れ、大分の親戚に引き取られて、胸を病み、防空壕の奥にひとりで寝かされていた女の子のお話です。
病気と孤独に耐えながら生きて死んでいった12歳のムッちゃんに思いを寄せる作者の渾身の作品です。
国民にとっての「戦争」とは、空襲、飢え、疎開、家族の別離であったことが、この絵本を読むとわかります。



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「まちんと」 1978年初版
松谷みよ子・文 司修・絵

広島に住んでいた三つになる女の子が、昭和20年8月6日の朝、原子爆弾にあって焼けただれ、トマトを口に入れてやると「まちんと まちんと」(もうちっという意味)と欲しがりながら死んでいったお話です。
その子は死んで鳥になり、いまも「まちんと まちんと」となきながらとんでいるそうな・・・
司修の絵が素晴らしく
美しく哀しい。
最初の絵が出来るまでに一年かかり、さらに全部j描きなおしたと!!
伝説を各地にたずねていた松谷さんが、関西方面で聞いた現代の民話を元に”絵本へいわのために”を構想。
声高に戦争反対を叫ぶのではなく、静かに、子供たちに平和の重さ、いのちの尊さを語りつぐ絵本です。


今日は、「きょうだいを殺しに」 高良留美子 を朗読します。

わたしたちは言わなければいけなかった
日の丸の波に送られて
たたかいに行く兵士たちに
きょうだいを殺しに行ってはいけないと
わたしたちは言ってはいけなかった
お国のために立派にたたかってきて下さいなどとは
国とは何なのか
国とは何だったというのか
わたしたちは日の丸の小旗など振って
道にならんではいけなかった
やがてその人の血に染まる
千人針などを作ってはいけなかった
わたしたちは言わなければいけなかった
どんなに美しいことばで飾られようと
あなたたちが殺しにいくのは
きょうだいしまいなのだと
わたしたちは言ってはいけなかった
お国のために死んで下さいなどとは
国とは何なのか
国とは何だったというのか
わたしたちは一度でも
そのことを考えたことがあったか
わたしたちは言わなければいけなかった
きょうだいを殺しに行ってはいけないと
日の丸の波に送られて 行き
二度と帰らなかった
男たちに
  
        ポケット詩集Ⅲ(童話屋)より
by hohho-biny | 2009-08-15 05:33 | ホッホー文庫