ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny
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ドキュメンタリー映画の真実 その二

ドキュメンタリー映画の真実 その二_f0139963_6483987.jpg新田次郎の小説を映画化した”剣岳”を観ました。
監督・撮影は木村大作カメラマンです。
CGを使わず、自然状況に合わせて一発勝負の撮影は困難を極めると撮影当初から報道されていた映画に、木村氏(70歳)が51年の映画人生全てを賭けて挑んだスゴイ作品です!!!
上映時間2時間19分。

手に汗にぎり、始めから終りまで息もつかずに世界に入ってしまいました!!!
う~つ~く~し~い大自然の映像がいっぱいです♪

”いま、失われつつある日本人の持つべき魂の姿がある” 木村氏の言葉です。



ドキュメンタリー映画の真実 その二_f0139963_6494189.jpg

誰かが行かねば道はできない。
日本地図完成のために命を賭けた男たちの記録です。
明治39年陸軍は国防のために日本地図の完成を急いでいました。
陸軍参謀本部陸地測量部の測量手柴崎は、最後の空白地点を埋めるため「陸軍の威信にかけて、剣岳の初登頂と測量を果たせ」との命令を受けます。
山の案内人宇治長次郎を先頭に、総勢7人で前人未踏の「針の山」「死の山」に挑むのです。
当時初登頂を目指していた日本山岳会の動きもからみ、「日本地図完成」の使命を果たすために山中27ヶ所に三角点を設置した男たちの生き様に、その高潔な精神に感動します。

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パンフレットの写真より










ドキュメンタリー映画の真実 その二_f0139963_821037.jpg

三角点とは、地形図を作成するために測量基準となる地表に埋定された標石。
そこに測量用の三角点やぐらが作られる。
「点の記」とは、三角点設定の記録。
「点の記」には、三角点標石埋定と三角点やぐら建設の年月日と人名、三角点に至る道順など必要事項が集録されており、明治22年以降の記録は永久保存として国土地理院に保管されている。

この写真は、映画館のロビーに展示されていた標石のレプリカ。
標石の一辺の長さは15cm、重量は地上部分64kg、地下台座盤石30kg


ドキュメンタリー映画の真実 その二_f0139963_80174.jpg

          グッズのクリアファイル
          ♪素敵でしょう♪

          映画キャスト・スタッフの総力が結集したスゴイ映画です。
          是非、映画館に足を運んであげてくださいね。
by hohho-biny | 2009-06-25 08:22 | 映画時間