ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny
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愛する人に

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朝早く家を出て、川越駅から桶川行きバスに乗って30分、さらに歩いて20分の所に遠山記念館があります。
毎年2月から3月に展示されるという雛飾りを見に行きました。
長屋門をくぐると右手に美術館、左手に邸宅と庭園があります。


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美術館の周りは、人っ子一人通らぬ田園風景
遠くに山並みが見えます
埼玉県比企郡 何とも遠くへ来たもんだという感じ
遠山記念館の邸宅は、日興証券の創立者・遠山元一が幼少時に没落した生家を再興し、苦労した母の住まいとするために建てたお屋敷です
長年にわたって蒐集した美術品を美術館で公開しています





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入口のつくばいには、真っ赤な椿の花をあしらって風流なお出迎えです!♪







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江戸時代中期ー後期の立雛(便利堂制作絵葉書)











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大正時代の雛段飾り(便利堂制作絵葉書)
実はこの雛段が見ものだったのに・・・??
邸宅の広間がたくさんあり、廊下を曲がりくねって、あちこち覗いていたのに・・・??
方向がわからなくなり、雛段の飾ってあるお部屋を素通りしてしまったらしいのです!!
教えてくれる人が誰もいなかったし・・・
美術館で芥子雛や立ち雛やお道具やお人形を鑑賞して満足していたので、全く気付かず、間抜けなこと!
★翌日、あれ見なかったわよねえと同行したマドンナさんからメールが入ってきゃ~ッ
ショック!!★
あんなに遠くまで、老後にもう一度行けるかしら?



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雛段飾りを見なかったことに気付いていない二人は
お抹茶とお菓子をいただき、ご機嫌でした♪











f0139963_20495737.jpgお庭には白梅が咲いていました。
梅の花が咲き始めると毎年思い出す
好きな詩があります。

愛する人に   井上 靖
         詩集「シリア砂漠の少年」より

洪水のように、
大きく、烈しく、
生きなくてもいい。
清水のように、あの岩陰の、
人目につかぬ滴りのように、
清らかに、ひそやかに、自ら耀いて、
生きて貰いたい。

                         さくらの花のように、
                         万朶(たくさんの枝)を飾らなくてもいい。
                         梅のように、
                         あの白い五枚の花弁のように、
                         香ぐわしく、きびしく、
                         まなこ見張り、
                         寒夜、なおひらくがいい。

                         壮大な天の曲、神の声は、
                         よし聞けなくとも
                         風の音に、
                         あの木々をゆるがせ、
                         野をわたり、
                         村を二つに割るものの音に、
                         耳を傾けよ。

                         愛する人よ、
                         夢みなくてもいい。
                         去年のように、
                         また来年そうであるように、
                         この新しき春の陽の中に、
                         醒めてあれ。
                         白き石のおもてのよう醒めてあれ。
by hohho-biny | 2009-02-11 22:27 | おひなさま