決定的瞬間
2007年 07月 15日
水溜りを飛ぶ男の一瞬、水に映る影の美しさ、男が着地する地点は水溜り?という感動と疑問と笑いが生まれる写真です。サン=ラサール駅裏、パリ、1932年、アンリ・カルティエ・ブレッソン撮影。
若い頃この写真と出合った私は「ホッホー、ホッホー」と感心して、バカチョンカメラを持ち歩くようになったのですが・・・・
一瞬のシャッターチャンスと構図のセンスがねえ・・・・
竹橋にある国立近代美術館で「アンリ・カルティエ・ブレッソン 知られざる全貌」展を観ました。台風接近中の雨の中、竹橋を渡るとき、外堀に浮かぶ白鳥の親子を発見!!おやまあ、写さなくっちゃ・・・と傘をさしながらリュックを降ろし、中からバカチョンを出し、ケースを開けてセットする間に白鳥親子はすーいすーいと橋の下へ向かうではありませんか!大変だぁ・・・構図を決める暇もなく、傘グラグラさせながら、「カシャッ」と写した一枚です。いつもこんな風なのです。でもホッホーは母と父に守られて美しく泳ぐ子白鳥に出会えただけで幸せでした。
竹橋の欄干には竹がデザインしてあります。気付く人はほとんどありません。ブレッソン鑑賞記念に撮影しておこうと、再び傘グラグラさせながら写した二枚です。
偶然にも青い傘が小さく写っていて感動しましたよ。
ホッホー!