カメの幸せ
2007年 06月 27日
通勤途中の道路わきでプラスチックケースに入れられてひなたぼっこをしているカメです。二つ並んだ白いケースにそれぞれ一匹ずつ優雅に暮らしています。カメラを向けると餌をもらえると思うのか口を開けて寄ってきます。
「彼らは幸せ?」
私は考えます。人間という動物にかくまわれ、住居と食事が与えられ、道行く人々を眺め、時々手入れをしてもらってまあまあ幸せなのかなあ・・・・それにしても彼らの野生はどこへ?
「うらしまたろう」のカメが人間に捕獲されて楽しい日々を過ごすうちに里心がつき、竜宮城へ帰ってみると故郷は跡形もない荒れた海でした・・・・なんていうことに。
「うさぎとかめ」のカメさんを想います。自分のペースで休まずゆっくりゆっくりコツコツ歩む姿に魅かれます。ラ・フォンテーヌぶん、ブライアン・ワイルドスミスえ、らくだ出版の絵本は色彩が美しく、沢山の動物たちが二匹を応援します。カメさんを応援する色鮮やかなフクロウが登場します。
では一句
ウサギよりカメに魅かれる歳となり ホッホー