ホッホーとは、ふくろうの鳴き声です。また、「なるほど、なるほど、ホッホー」と感心する声でもあります。


by hohho-biny
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レネット 金色の林檎

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わたしは忘れない・・・11歳の夏を。
事故で死んだ兄
兄の死を背負う父
父を責める母
居場所を失ったわたし

チェルノブイリ原発事故の被害者の少年セリョージャ(12歳)が、わたしの家族と過ごしたあの夏。
被爆していながら明るさを失わないセリョージャに対して、冷たい態度をとり続けたわたし。
二十歳になったわたしは、あの夏を回想する。
セリョージャへの思いは初恋だったのに・・・
どうしても素直になれなかったわたし。
セリョージャが残してくれたものは、レネットの種が入った布袋。
いつか故郷チェルノブイリで金色の大きな林檎を実らせてくれる日に願いを込めた「希望」と「絆」だった。

言葉が通じなくても、心が通い合った瞬間がある。
そこに生まれてくる柔らかな優しい感情を掬い上げて秀逸。

チェルノブイリの原発事故で汚染された大地は元には戻らない。
未来を奪われた人々は、今も不安をいだきながら、病気の花束を抱えている。
原発を覆った石棺からは、まだ放射能がもれている。

ベラルーシの子どもたちの保養を引き受けている北海道の団体「チェルノブイリのかけはし」に取材して書いたそうです。
2006年に金の星社から出版された作品が、今年4月講談社の青い鳥文庫から出ました。
2007年日本児童文芸家協会賞金賞受賞
名木田恵子・作 丹地陽子・絵

日本では、3・11福島原発事故が周辺地域の未来を奪い、自然も人も生き物も被爆した。
原発を生んだ社会を見直さなければならないのに、システムは複雑に巨大化して私たちの手には負えなくなってしまった!!
自分で制御も判断もできなくなってしまったシステムに我が身を委ねていること自体が矛盾ですが。
情報も操作が入って何が真実なのか信用できません。
脱原発へ向かう途上、政府は「原発ゼロ」を打ち破り、関西電力大飯原発再稼動を決定した!!利便性、経済性を優先する原発の呪縛から逃れられない日本は、本当に情けない。、
F(Food) E(Energy) C(Care)自給を目指すにはどうしたらいいか?
我々一人ひとりが真剣に考えなければなりませんね。
by hohho-biny | 2012-07-08 11:38 | ホッホー文庫