新しくなった美術館 その一 山種美術館
2009年 10月 28日
恵比寿駅から十数分歩いた広尾の地に山種美術館がオープンしました。
新しいビルの地階に展示室とミュージアムショップが、1階に受付とカフェ椿があります。
エントランスホールには、大きな陶板二枚に千羽鶴が舞っていました!
1977年 加山又造 作画 番浦史朗 作陶
「速見御舟 日本画への挑戦」を開催中。
御舟の南画風風景画、写実から琳派へと画風が変化していった画業を年代順に展示してあります。
御舟の収蔵作品120点が紹介されています。
この「炎舞」はたき火に群がる蛾を描いていますが、御舟が試行錯誤のうえに到達した深い闇に溶け込む炎です。
重要文化財の「名樹散椿」の見事さには溜息がでます。
今回初公開の未完の大作「婦女群像」とのその大下図は、女性画が不得意だった御舟の苦悩が感じられます。
1926年 「昆虫二題」
1954年 「牡丹花(墨牡丹)」部分
炎舞は昭和54年に切手になりました。
左の絵は
「春昼」
by hohho-biny
| 2009-10-28 23:59
| 展覧会